事業承継の各種スキームやスケジュール等、必要なノウハウを詳細にご説明いたします。

後継者教育B

後継者教育における創業者の姿勢です。

後継者教育における創業者のスタンスとして、重要なことは口を出し過ぎないということです。後継者のやることは、その判断・行動がどうも危なっかしくて、見てられなくて口を出したくなるものですが、そんなことをしてもほとんど役に立ちません。確かに時には失敗するでしょう。しかし、頼まれもしないのに口を出せば、いい加減にしろと逆に後継者の反発を招くことになり、社内が混乱してしまいます。創業者は後継者に相談された時に意見を述べる程度にとどめましょう。そうしないと後継者の自立が促されません。経営者なのに指示待ち人間となってしまいます。それに経営というものは、いくら人が教えたところで、理屈では分かっても、なかなかなすべきことをすぐに実行できるものではありません。自分が試行錯誤の中で、やっていくうちに徐々に学んでいくものです。実体験がなければ習得が難しいのです。この実体験は短時間ではなかなか得ることができません。いきなり本番で大失敗して会社をつぶさせないためにも、小さな失敗を徐々に繰り返して、学ばせます。これが事業承継に時間をかける大きな理由のひとつなのです。

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月岡公認会計士事務所

税務 会計 事業承継は東京 千代田区 月岡公認会計士事務所

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