事業承継の各種スキームやスケジュール等、必要なノウハウを詳細にご説明いたします。

後継者教育@

後継者教育のお話です。みなさん、もはや実行されていると思いますが、代表的なものを記載します。

・外部の会社に勤める
・ローテーション人事
・部門長もしくは子会社の社長を務める
・セミナー、二世の会に参加する

どれもよく聞きますが、外部の会社に勤めてから、自社に入社するパターンは多いと思います。私も賛成です。学生からいきなり入社すると、社会を知らないのでかなり非常識な言動をしがちですが、社長の身内ということもあり、それを諫めることのできる人間はなかなかいません。そうすると周りがその人を見放していきますので、ますます孤立していき、結局後継者としては不適格ということになってしまいがちです。まずは外部の会社に勤めることにより、ビジネス常識などを習得し、将来のビジネスに有効な人脈作りを意識して行わせるべきです。その点からも、勤め先はできれば取引先、同業者で規模が大きく学ぶべき箇所が多いと思われる会社が望ましいのです。ここで得た経験・知識を自社に戻ったときに遺憾なく披露して実績を作ることが、社内を掌握するのに一役買ってくれるでしょう。またこの外部のお勤め期間はそれほど長い必要はありません。30歳くらいまでで宜しいかと思います。あまり長いのも弊害があると思います。そもそも、従業員という立場は、それほど大きな責任を背負わされるものではありませんから、はっきり言って、精神的には楽です。それに比べて、中小企業の経営者は、従業員の生活に対する責任や借入金に対する連帯保証等、プレッシャーは比較になりません。しかも、通常の中小企業の業績は低迷しています。ですから、現在の安逸の生活に慣れ親しみすぎると、もはやそうした社長という立場につこうという気力がなくなってきてしまうのです。ご注意ください。

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月岡公認会計士事務所

税務 会計 事業承継は東京 千代田区 月岡公認会計士事務所

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